溝口の商業施設内にあるゴミ処理施設のイメージ刷新に尽力したイラストレーター オキ・ジュンコさん(本名:中西淳子さん) 川崎区在住 43歳
ご縁大切に描き続ける
○…溝口にある大型商業施設の一角にあるゴミ処理施設が名称を「エコファクトリー」と改めるに際し、案内板やイラスト制作などを担当した。従業員向けのバックヤードという事を忘れる程の力作に、しばし目を惹かれることも。「ゴミ分別によって新しいものに生まれ変わる”工場”というコンセプトの下、少しでもあの場所に行きたくなるようにカラフルなデザインを心掛けました」と、プロの矜持を語る。
○…市内在住。飲食店の壁画制作などを得意とし、仕事を通して知り合った現場監督との縁などが決め手となり今回のデザイナー起用に繋がった。「川崎市の仕事ですので地元の私にとって大変感慨深く意味もあり、とても楽しく作業することができました」とニッコリ。
○…幼少期、絵本作家リチャード・スキャリーが描く動物の、豊かな表情などに夢中になった。美大卒業後にアルバイトしていた料理店の壁に描いた絵が有名飲食店社長の目に留まり、その店の壁画装飾も任された。コック姿のトラやパスタを食べるライオンなど、擬人化した動物達の姿が評判となり、別の企業からも声がかかる様になり縁が広がった。今回の仕事もその流れの中で生まれたもの。「本当に人とのご縁に恵まれて仕事している」と、しみじみ語る。
○…平塚市出身。結婚を機に市内川崎区に来て11年。地域の人たちとの繋がりを大切にしながら活動の幅を拡げてきた。「今後は幼稚園や病院など、子ども向け施設の壁面を描いていきたいですね」と意気込む。自分が幼少期に絵本からもらったときめきや高揚感を、今度は自分が届けたい、とも。「絵はコミュニケーションツールの1つ。自分の仕事で人が喜んでくれたときの感動は言い表せないほど」と、目を輝かせて話してくれた。
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4月26日