高津区版 掲載号:2019年11月15日号 エリアトップへ

高津区で活動する草野球チーム「川崎リバース」の監督を務める 瀧澤 純二さん 宮前区在住 71歳

掲載号:2019年11月15日号

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「草野球」「焼鳥」二刀流で

 ○…溝口にある焼鳥屋のカウンターが定位置。今日も上機嫌でグラスを傾ける。お店の常連客同士が草野球チーム「川崎リバース」を結成したのは約四半世紀前。勝利至上主義とは真逆のアットホームな雰囲気がチームカラー故に、試合結果は二の次。プレーを楽しみたい人が気軽に集う、早朝野球の”老舗”として活動を続けてきた。

 ○…元々は、準硬式野球でのプレー経験もある名捕手。市役所勤務時代は職員のチームで鳴らし、川崎リバースでは監督を務めるまでに。だが草野球に求められてるのは「楽しむこと」と信じ、有力選手をスカウトしたり、緻密な采配を揮ったりとは全くの無縁。「だって(送りバントなどの)サインを口で言っちゃうもん」と、子どもの様な笑顔で話す。

 ○…チームには未経験者も多数在籍。これまでにチームのユニフォームに袖を通したことのあるOB選手の数だけでも150人近くにのぼる程、門戸は広い。一方悩みは「来てくれるメンバーを皆、試合に出してあげられない事」。少しでも出場機会を拡げようと、チームを分割して欧州の強豪サッカーチームさながらの「ターンオーバー制」を敷いたことも。

 ○…そんな思いやりある運営方針がまとめて結実。監督の人柄に惚れ込んだ若手の「常連客」が次々と入団を希望し、チーム強化が瞬く間に進捗。24年間で一度も獲れなかった「早朝野球王座」の栄冠に2年連続で輝く名将となった。先日2度目の優勝時に胴上げを発案したのは若手選手だった事は、至高の喜びだったようで「本当に良いメンバーに恵まれていますよ」と、孫ほど歳の離れた選手を評する姿はまさしく好々爺。今後も「草野球」と「焼鳥」の二刀流で、理想のセカンドライフを体現する。

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