声楽家(ソプラノ歌手)として、長きにわたって地域に元気を届けてきた 古渡 智江さん 末長在住 73歳
満を持す「七色の歌声」
○…トップクラスのソプラノ歌手として、また声楽家としてクラシックに演歌、カンツォーネに童謡…。あらゆるジャンルを歌い上げる「七色の歌声」で、多くの人を魅了し続けてきた。地元を拠点に多くの人に歌唱指導なども行い、自身のディナーショー開催歴は30年以上。常々「歌うことが本当に大好き。一緒に歌ってくれる人がいると、もっと嬉しくなる」と公言し、ファンや友人、高津区内外の後援者と共にアーティスト人生を謳歌してきた。
○…本来ならば昨年、後援会25周年などということもありい各種イベント等が盛り沢山といった予定だったが、折からのコロナ禍で軒並み夢散。コンディション維持のためのボイストレーニングを続ける傍ら、レッスン生の要望応えるべくオンラインでの歌唱指導などの方法も模索しているが、忸怩たる思いは募る一方といった様子。「やっぱり、皆で楽しく歌えないのはつまらないですね」と肩を落とす。
○…とはいえそこは生粋のエンターテイナー。「家にいる時間を少しでも充実させようと、エコバックの製作をはじめたのよ」とニッコリ。手先の器用さも相まって、これまで仕上げた作品数は数知れず。作り方指南も引き受けるなど「皆で楽しむ」というモットーを貫くため、こんな世でも必死に前を向く。
○…歌い手として活躍する一方、2016年からは川崎北ライオンズクラブ(LC)の会長も務め、会員を束ね活動を盛り上げている。社会奉仕活動についてもこの1年は、厳しい状況が続いているが、持ち前のバイタリティに懸ける周囲の期待も大きい。ウイルスのワクチン接種が奏功し、停滞した世相に収束の気配が到来した時、その七色の歌声が再び聴衆に元気を与えるに違いない。
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4月26日