平成23年度川崎市上下水道局作品コンクールで特選を獲得した 坂戸小学校2年 鈴木清夏(せな)さん 末長在住 8歳
書写の喜び、一筆に込めて
○…白い紙にフェルトペンで「きれいな水」―。書写作品として、一字一字に思いを込めた。衛生的な暮らしに不可欠な上下水道への関心を高めてもらおうと、川崎市上下水道局が市内の小・中学生を対象に毎年実施している「川崎市上下水道局作品コンクール」(外面に関連記事)。その下水道部門の書写・小学生低学年の部に昨年応募し、計3152点の中から「特選」に輝いた。「丁寧に書くのが難しかった。でも賞をもらえてすごく嬉しい」。満面の笑みと輝く瞳が、雄弁に喜びを語っている。
○…「学校では書写の時間が一番好き」。3歳ごろにはすでに鉛筆で字を書いていたという。「1年生のころはよく先生に直された。でも2年生からはあんまり直されなくなったよ」。好きこそものの上手なれ。習うほどにぐんぐん上達した。何度も練習を重ね、いざ本番の一筆をさらり。応募作品を書き上げた。「私、書くことが好きなのかな」
○…あどけない笑顔で両親への思いを話す。「好きな食べ物はお母さんが作る『鮭のりご飯』」。工作も好きで「折り紙でバラのブローチを作ったの。お母さんの誕生日プレゼントにしたいな」。「清夏(せな)」の名はF1好きの父親が付けた。「レーサーから取ったって聞いたときはびっくりした。でも私はこの名前が好き」とにっこり。幼稚園在園時にピアノを始め、休日などに練習を継続。「大きな古時計」が好きなのは「寝るとき、お父さんが横で毎晩歌ってくれたから」。
○…今年3月3日の表彰式には「入学式のときの服装で行った。きれいなネイルもしたよ」。大観衆に見守られながら臨んだ晴れの舞台の記憶が甦る。「自分の順番を待つのが大変だったけど、(賞状を受け取るときは)ドキドキした」。進級した後も、書写の時間を楽しみたい。英語の学習にも興味を持ち、勉強を続ける努力家。真っ直ぐな眼差しで、無限の可能性が広がる未来を見つめている。
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5月3日