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高津区版 公開:2013年7月5日 エリアトップへ

6月にJR武蔵溝ノ口駅の駅長に就任した 松本 好行さん 都内在住 54歳

公開:2013年7月5日

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駅と地域を笑顔で結ぶ

 ○…利用者数は一日平均約15万人。市内のほぼ中央にあり、日々多数の通勤客が往来するJR武蔵溝ノ口駅の駅長に、6月21日付で就任した。「お客様を安全に目的地にお送りする。それが我々の使命です。安全性を99・999…%と、限りなく100%に近付けるよう努力しています」。駅を巡回し、設備の不具合をチェックするほか、安全管理の徹底のため定期勉強会を実施している。

 ○…生まれは福島県いわき市。実家の側を常磐線が走り、電車を身近に感じて育った。21歳で旧国鉄に入職。以来、鉄道一筋だ。前任地の湯河原駅では駅長を3年務め、多くの旅客を迎えてきた。「湯河原は海、山、川、温泉まである良い所」。街を歩き、自ら考案した駅からのハイキングコースを広く発信するなど、地域交流を深めた。溝口に移り「今度は観光客を送り出す側。週末の利用者も増やしたい」と意欲を見せる。

 ○…東日本大震災後、故郷の海岸を見た衝撃がいまも胸に残る。「青春時代によく遊んだ海辺が豹変していました」。柔和な表情をぐっと引き締め「福島の復興を応援したい」と言葉に力を込める。日ごろから地域住民と駅員との連携を深め、災害時に一丸となって被災者の避難に協力できる体制づくりを進めたいという。「人とのつながりはすごく大切。いまは関わりがなくても、いつかお世話になることもある。無駄な出会いなんて一つもありません」。優しい笑顔から、人を思う温もりが伝わる。

 ○…趣味は街歩き。「新しい発見があって楽しい」と、一人での散歩や、愛犬を連れての街の散策を楽しんでいる。溝口をくまなく歩き、散歩コースを提案したいという新駅長の信条は「現地に行く、現場を見る、現状を知る」こと。「三現主義」と呼ばれ、鉄道の管理を徹底する駅員の心得として先輩から学んだ。責任感と情熱を胸に現場に赴く心構えを伝え、次世代の育成に励むつもりだ。

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