10周年を迎えた「かわさき市民活動センター」の理事長を務める 小倉 敬子さん 梶ヶ谷在住 66歳
市民活動は「攻めの姿勢」で
○…公益財団法人「かわさき市民活動センター」の10周年にともなう「ゴーゴー☆かわさキッズ10周年記念フェスタ」を2月15日、高津市民館で開催した。前日に降り続いた大雪にもかかわらず、出演者ら811人が来場。バレエ、ソーラン節、合唱などの発表や段ボール迷路、プラネタリウムなどが注目を集めた。「雪だったけど中止にしなくて良かった。子どもたちが皆笑顔だった」と微笑む。
○…大阪府堺市生まれ。幼少期は「実現できそうもないことばかり考える『夢見る夢子さん』と親から言われていました」。米国滞在経験を持つ英語教師のおばの影響で「将来は英語を喋れる人になりたい」と心に決めた。念願だった渡米は20歳のとき。交換学生として滞在し「新世界」に胸を躍らせた。結婚後は夫の仕事の関係でイラクに約2年半滞在。「古代史が好きでチグリス、ユーフラテス川を自分の目で見ることができて最高でした」と振り返る。帰国後は習得した英語を生かし、中学校での英語教師としても活躍した。
○…趣味は読書。ジャンルを問わず乱読する。座右の銘は「少年老い易く学成り難し」。その教訓にならい「休日でも仕事の書類作りをする。暇が嫌い。仕事をしているのが楽しいですから」と語る。月に一度、都内に暮らす孫に会いに行くのも代え難い喜び。孫の顔を思うと、愛おしそうに笑みを浮かべた。
○…市民活動の活性化を支援し続けている同センター。市の市民活動推進委員などを務めた経験から、様々な市民に出会った。「市民活動ってアメーバなのよ。あらゆる方向にアンテナを伸ばし、チャンスを見つけたらすぐに掴む『攻めの姿勢』が大切」。活動の運営ノウハウを伝える基礎講座では、助成金獲得の助言などをしている。「助成金申請はだめで元々。諦めずに、まずは挑戦することが大事」。来るものは拒まず。社会貢献に情熱を燃やす人々の笑顔が原動力だ。
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5月3日