第1回さくらまつりを主催する「梶ヶ谷ロハスな通りさくらまつり実行委員会」の代表 平松 あずささん 梶ヶ谷在住 37歳
地域の魅力作る仕掛け人
○…二児の母で音楽教室を主宰、母親とカフェも経営する。祭りはカフェの1周年を企画しようとしたことが発端だ。ハンドメイド作品や屋台の料理、チラシデザインなど、多くは教室の生徒や息子の「ママ友」の人脈。「まさかこんなに大きな祭りになるとは。お母さんたちの力はすごい」と発起人である自らも驚く。梶が谷駅前通り振興会の店舗にチラシを置いてもらい、末長町内会から備品を借りて準備は整う。「私は声をかけただけ」と笑うが、地域を巻き込んだイベントに。「地域の交流の場を作り、安心して子育てできるまちに」。その思いで動いてきた。
○…0歳から小学生を対象とした音楽教室を14年前に開設。大学生の時から住む梶ヶ谷に教室を開いたのは7年前。長男が0歳の時だった。気になったのは生徒の母親から聞かれる『お茶する場所がない』という声。「溝口やたまプラは子連れのお母さんたちには遠い。近所に気軽に寄れる場が必要」。母になり、初めて地域の子育て環境に目が行く。教室の隣が空き店舗になったことを機に母親とともにカフェを開設。完全独立したキッズスペース、明るい店内は「誰でも気兼ねなく」がコンセプトだ。
○…東京都出身。「引っ込み思案」な性格の一方「歌うことが大好きだった」という幼少期。母の勧めで合唱団に小学生から在籍した。美術、演劇、音楽の表現教育を学んだ大学時代。同級生の独特な世界観の表現に刺激を受けた。「自分の表現が認められると、ありのままの自分でいいんだなって自信になった」という。卒業後は「音の教室カリヨン」を開設。子どもが自信を持てる場所を目指している。
○…「人生は仕掛ける」。節目に背中を押してきた母の言葉だ。音楽教室やカフェの開設、祭りの開催、様々な企画も「目先のことをやってきたらこんなことに」と笑う。目標は「梶ヶ谷地域をわくわくする場所に」。今週末、仕掛けた祭りで梶ヶ谷が賑わう。
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5月3日