川崎西ロータリークラブ第49代会長に就任した 筒井 進さん 坂戸在住 76歳
みなぎる地域愛と責任感
○…会員数71人と横浜、川崎エリアで3番目の規模を誇り、来年度50周年を迎える川崎西ロータリークラブの会長に就任した。今年度のクラブの目標に「ロータリーを理解し、地域に奉仕活動の輪を広げよう」を掲げる。「会長に指名いただいたことは大変光栄なこと。クラブ運営を第一に一生懸命やっていきたい」と気を引き締める。
○…農家の長男として区内坂戸で生まれ育った。現在はかながわサイエンスパーク(KSP)やタワーマンションが立ち並ぶ地域だが「幼少期は辺り一面に田畑が広がり、家から南武線が走っているところを見ることができた」という。技術職として川崎市に奉職。港湾関係の建設や設計で、東扇島の大規模プロジェクトなどに携わった。
○…1993年に川崎市を退職後、「お世話になった地元に恩返しがしたい」と、様々な地域の活動に従事してきた。保護司や坂戸第一町会の会長、社会福祉協議会など今では両手の指で数えきれないほどの役職を務める。「趣味といえるほどのものはない」というが、ゴルフはたしなむ程度に好き。しかし最近はご無沙汰気味なのだとか。「予定が地域の活動で埋まってしまう。ゴルフよりも地域活動が最優先。役を受けたからには、きちんとやり遂げないと」。様々な役を安心して任せられるのは、この「責任感の強さ」も理由なのかもしれない。
○…ロータリークラブには、周囲の人たちから誘われ60歳ごろに入会した。「クラブに入会することで、たくさんの人と知り合うことができた」。切磋琢磨、クラブの存在は還暦を過ぎても自身の成長に一役買っているようだ。特に力を注いでいるのは将来を担う青少年の健全育成。クラブが例年協力している「こども・子育てフェスタ」について「今年は、ダイオウイカと深海魚の講演を企画しているんだ」と目を輝かせる。まるで会場で喜ぶ子どもたちを目の前にしているように。
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5月3日