神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
高津区版 公開:2015年9月18日 エリアトップへ

少林寺拳法連盟川崎東道院で道院長を務める 吉田 正美さん 坂戸在住 59歳

公開:2015年9月18日

  • LINE
  • hatena

少林寺拳法で心を磨く

 ○…「あまり怪我をさせずに相手を制する。それができるのが少林寺拳法の面白さだと思います」。現在、少林寺拳法7段の腕前で、世界大会で審判を務めることもできる実力者。17年前、当時小学生だった知人の子どもたちに乞われ、拳法を教え始めた。区内に川崎東道院を立ち上げ、いまでは週2回、子どもから高齢者まで指導。これまで輩出した教え子の中には、県大会で最優秀賞を受賞するなど、輝かしい成績を収める生徒も少なくない。15年ほど前からは川崎東道院のメンバーで多摩川清掃ボランティアにも汗を流している。

 ○…教え子たちの成長は我が子のことのように嬉しい。「拳法を続けている子は精神的に鍛えられる。スポーツや学業など、ほかのことにも頑張れるようになるんです」。勇気や正義感を育み、社会に貢献する人を育てるという少林寺拳法の精神を胸に育った生徒たちを思い浮かべると、愛おしさで柔和な顔が一層優しくなる。

 ○…渋谷区生まれで、本職は都内にある小学校教諭。毎朝教室で「おはようございます」と声を掛け合う児童たちの笑顔が好きという。学生時代から空手、柔道、剣道をはじめ、水泳、スキー、テニス、乗馬など様々なスポーツを経験した。少林寺拳法を始めたのは高校3年のとき。「誰かを傷付けるためではなく、暴力から自他を守る技法」という同拳法に興味をひかれて入門した。そのほか恐竜展や動物園も好きで「シンガポール動物園が一番のお気に入り」という。

 ○…指導活動は国内にとどまらない。これまでバンクーバー、クアラルンプール、ソウルなどにある支部でも教えてきた。「拳法を通じて、世界に友人が増えてきた。海外で指導するのもすごく楽しい」と国際交流も楽しんでいる。将来は「海外に移り、拳法だけでなく日本語も教えたい」と夢が広がる。体が健康である限り、日本と世界をつなぐ架け橋であり続けたい。
 

写真のたなかや

ひと味ちがう写真はプロにお任せ

044-822-3466

<PR>

高津区版の人物風土記最新6

田邊 弘子さん

高津区健康づくりのつどいを主催する「元気な高津をつくる会」会長を務める

田邊 弘子さん

北見方在住 67歳

5月3日

中山 寛隆さん

川崎市制100周年記念で演奏する合唱団に携わる、川崎市合唱連盟の事務局長

中山 寛隆さん

高津区在住 36歳

4月26日

遠藤 勝太郎さん

町会ぐるみで地域の活性化に尽力する

遠藤 勝太郎さん

子母口在住 78歳

4月19日

斎藤 優貴さん

数々の国際ギターコンクールで優勝し、世界を舞台に活躍するギタリスト

斎藤 優貴さん

川崎市出身 26歳

4月12日

本田 志帆さん

全日本学生フルコンタクト空手道選手権に優勝した

本田 志帆さん

川崎市在住 20歳

4月5日

佐藤 翠(みどり)さん

川崎市男女共同参画センター「すくらむ21」で居場所事業を担う

佐藤 翠(みどり)さん

東京都在住 32歳

3月29日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月20日0:00更新

  • 4月15日0:00更新

  • 4月8日0:00更新

高津区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

高津区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook