川崎高津南ロータリークラブの会長を務める 持田 雄二さん 久本在住 70歳
「安全運航」かじ取り担う
○…高津区内で一番新しいロータリークラブ(RC)、川崎高津南RCの会長に就任した。会長を務めるのは10年ぶり2度目。「最初に会長を務めたときは手探り状態でがむしゃらだった」というが、その経験を今期に活かす心構えだ。目標に掲げたのは「会員増強」。クラブの体制を強化したいという想いがある。区内には3つのRCがあり、会員獲得で競合してしまう部分もあるが、クラブの特色を打ち出していきたいという。「うちのクラブはアットホームでチームワークが良い」と胸を張る。父親もRCの会員。川崎高津南RCにはクラブ創設期から入会している。「クラブを立ち上げた恩人たちのためにもしっかり運営していきたい」と意気込む。
○…久本で生まれ育つ。代々農業を営む家だった。今は面影も残っていないが、昔の溝口の駅前には田畑が広がっていた。「ノクティ周辺も田んぼで、道路は田んぼのあぜ道だったよ。家の近所にはホタルもいてね」と当時を懐かしむ。大学卒業後は輸入車販売の会社に就職。「しつけが厳しい会社だったが、それが良かった」。サラリーマンとして営業畑で汗を流した。
○…父親が体調を崩し、家業を継いだ。溝口の発展に伴い、農業からパーキング、貸しビルなどの土地活用に転身。ノクティ前の持田駐車場などを経営する。生活排水などで農作物が上手く育たなかったことも理由だが、当時は駅前に駐車場が少なく「駐車場が少ないと駐車違反をしてしまう。このまちに車を止める場所を提供したいという想いが強かった」という。
○…ゴルフ、海釣りが好き。しかし、最近はご無沙汰なのだとか。大学時代はヨット部に入部し、江の島や葉山の海で青春を謳歌した。ヨットでのかじ取り役は「スキッパー」。出航したヨットを無事に寄港させるのが役目だ。RCの会長も同じこと。「次の代にきちんとバトンタッチできるように頑張りたい」
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5月3日