新城神社の夏祭りに2年連続で訪れ、紅白歌合戦に初出場した演歌歌手 市川 由紀乃さん キングレコード所属
感謝の気持ちを歌に込めて
○…大みそかの夢の舞台で由紀乃節を全国に届けた。「親子でずっと目指してきた場所。今までの事を思うと涙が溢れそうになって…」。会場で見守る母への恩返しの瞬間でもあった。中学の頃に両親が離婚、近くで応援してくれた障害のあった兄が他界、自らも成長を実感できず歌手への夢を諦めアルバイトに明け暮れた時期もあった。そんな苦難にも、その都度背中を押してくれた人がいた。「お世話になった全ての方に感謝を込めて歌いました。兄も会場に居てくれた気がします」
○…”川崎の母”と慕う同じキングレコード所属の日本舞踊の師範とともに、数年前、中原区内のレコード店やカラオケ喫茶などに売込みで回った。「皆さん温かく迎えて下さって」。そんな恩もあり、昨年、一昨年と新城神社の夏祭りに参加。やぐらを囲み輪になり曲に合わせて踊る地元ファンの歓迎ぶりに「びっくりしました。家族みたいな雰囲気で。本当に嬉しかった」。今や超売れっ子の演歌歌手となり分単位のスケジュールで全国を飛び回る日々だが、調整役のマネージャーを横目に「私的には今年の夏も新城の街にお伺いし、皆さんに御礼を申し上げたい気持ちです」
○…幼い頃から控えめで目立たない子だったが、歌う時は人前も何のその。母が応募したTV番組「ちびっこ歌合戦」でも「拍手されるのが気持ちよかった」という大物ぶり。最大の喝采を浴びた紅白から自宅に帰ったのは元日の朝5時すぎ。「録画を見て、寝て、母手作りのお雑煮を食べて、また寝て…」と苦笑い。ファンから贈られたお酒を母と嗜むのも幸せなひと時。
○…夢は、歌謡曲を歌い継いでいくこと。「名曲をカバーして歌っても評価して頂けるような歌手になりたい」。新たに挑戦してみたいのは声優だ。「身内にだけ見せていますが、結構モノマネも好きなんです。難しい世界だと思いますが、声を活かした仕事で幅を広げてみたいですね」
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5月3日