シンガーソングライターとして活動し、かわさき産業親善大使に今月着任した yucat(ユキャット)さん (本名:加藤 有加利)高津区出身 33歳
物語でつなぐ国、歌にのせ
○…7月の民家園通り商店会夏まつり(多摩区)では、プロレスの野外特設リング上で歌声を披露。生田緑地で行われる今月25日の食の祭典や、12月のたま音楽祭など市内のライブ出演が続く。「夏まつりには中学時代の友達も来てくれて。ライブで地元話ができるのは嬉しい」と笑顔がはじける。「音楽を通して、川崎のステキな場所を伝えたい」。川崎に思いを込め、親善大使としてスタートを切る。
○…幼少から歌を口ずさみ、4歳から高3まで武蔵小杉のエレクトーン教室に通った。市立子母口小学校時代は習字や英会話のほか水泳、陸上もこなす多芸ぶり。市立東橘中学校の演劇部で、後にコーラスデュオRYTHEM(リズム)を結成する相方と出会い、共に県立多摩高校の軽音楽部へ。高3でメジャーデビューし、NHK連続ドラマ小説「てるてる家族」主題歌を担当。曲作りや撮影のため日帰りで全国各地を飛び回る高校生活だったが、「応援してくれる友達や先生も多かった」と感謝を口にする。
○…和光大学表現学部卒業後もドラマ、アニメへの楽曲提供など音楽活動を続け、2011年に解散。yucat(ユキャット)としてソロ活動を始め、作詞作曲のほかストーリー仕立てのライブ演出や脚本、DVDパッケージデザインなど自作自演であらゆる企画を手がける。大切にする世界観は「強烈な闇は光となる」。アルバム制作は「物語でつながった国をつくるイメージ」といい、7年で5作品25曲を発表。「ずっと作り続けたい。50歳くらいでまとまるかな」。探究心があふれる。
○…デュオ時代は生田緑地、ソロでは川崎の工業地帯で船上ライブも。母校近くの二ヶ領用水や桜もお気に入りスポットだ。密かな夢は「川崎のテーマソング作り」。川崎発の歌手として突き進む。
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5月3日