神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
高津区版 公開:2020年7月10日 エリアトップへ

多摩川河川敷のせせらぎと親子広場でプレーパークを開催する 川瀬 早紀子さん 二子在住 43歳

公開:2020年7月10日

  • X
  • LINE
  • hatena

「遊び」が育む生きる力

 ○…多摩川河川敷のせせらぎと親子広場でプレーパークを開催する。3人の子の母親。近隣公園の多くはボール遊び禁止で敷地も狭い。「自然を感じながら自由にのびのび遊べる。ここにプレーパークができたらいいなって思っていた」と河川敷を眺め、笑顔を見せる。動き始めたのは昨年6月。『多摩川は管理が複雑だから難しい』という声もある中、唯一ママ仲間が賛同してくれた。市長車座集会に参加し、想いを話すと市の職員から声を掛けられ、実現に。「皆さんに後押ししてもらった」と笑う。

 ○…結婚と同時に二子へ。長男が生まれると慣れない土地での子育てに戸惑いもあった。「公園に行くと、長男がやんちゃして周囲に謝りまくってました」と、苦笑い。そんなときに子ども夢パークを拠点に活動する自主保育団体に出会った。泥池でも好きに子どもを遊ばせる大らかさに衝撃を受けた。自主保育という選択に不安はあったが長男が選んだことで決意。参加すると「ありのままでいられる素晴らしさを知った」と、自身も虜になった。

 ○…結婚前は看護師として病院に勤務。精神科を担当し、うつ病に苦しむ患者を見てきた。「患者さんは自己肯定感が低い。育むためには何が必要なのか」。大学へ戻り2年間研究しても答えは出なかった。だが「できてもいいし、ダメでもいい」という環境で育てた子どもたちは「自分を認める力はついている」と感じている。だからこそ自由に、のびのび遊ぶ場を広めたいという。

 ○…プレーパーク開催に向け、町会や学校から手伝いの申し出や応援の声を受けることも多い。コロナ禍で委縮しがちな時こそ「子どもはもちろん大人も『遊び』が必要。多くの方に参加してもらいたい」と語る。

高津区版の人物風土記最新6

中山 寛隆さん

川崎市制100周年記念で演奏する合唱団に携わる、川崎市合唱連盟の事務局長

中山 寛隆さん

高津区在住 36歳

4月26日

遠藤 勝太郎さん

町会ぐるみで地域の活性化に尽力する

遠藤 勝太郎さん

子母口在住 78歳

4月19日

斎藤 優貴さん

数々の国際ギターコンクールで優勝し、世界を舞台に活躍するギタリスト

斎藤 優貴さん

川崎市出身 26歳

4月12日

本田 志帆さん

全日本学生フルコンタクト空手道選手権に優勝した

本田 志帆さん

川崎市在住 20歳

4月5日

佐藤 翠(みどり)さん

川崎市男女共同参画センター「すくらむ21」で居場所事業を担う

佐藤 翠(みどり)さん

東京都在住 32歳

3月29日

國富 多香子さん

「グリーフケアカフェあかりmâmâ」の共同代表で、初めて講演会を企画した

國富 多香子さん

中原区在住 49歳

3月22日

あっとほーむデスク

  • 5月20日0:00更新

  • 4月15日0:00更新

  • 4月8日0:00更新

高津区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

高津区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook