神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
高津区版 公開:2021年4月30日 エリアトップへ

高津消防団の第13代団長に就任した 武笠 和師(むかさ かずのり)さん 二子在住 69歳

公開:2021年4月30日

  • X
  • LINE
  • hatena

自分の轍、残したい

 ○…今年で設立74年を迎える歴史ある高津消防団の第13代の団長に就任。前年までは副団長として団長を支えてきた。「歴代の団長がつくってきた轍(わだち)を歩みながら、自分なりの轍を残したい」。コロナ禍で訓練や大会が行えない日々が続くが、「何とか対策を考えたい」。団員らの士気が高まるよう舵をとる。

 ○…新潟県出身。就職を機に川崎に足を踏み入れた。結婚後、妻・裕子(ひろこ)さんの両親が営んでいた二子の酒屋「松島屋」を共に切り盛りした。そんな中、二子大通り昭和会の先輩から消防団に誘われ、入団を決意。「地域の役に立てればと思って。よそから来てるから、なおさら何か手伝いがしたかった」と振り返る。仕事と消防団、商店会の活動と多忙を極めたが、どれも手を抜かず、全力で臨んだ。

 ○…入団当初は火災も多く、一晩に2回出動することもあった。時には、署員よりも早く現場に到着し、消火活動することも。「夜中にいつサイレンが鳴るかと思うと、緊張で熟睡できなかった」と苦笑する。今は火災も減り、消防の設備も整備されているこから、現場で消火活動を行うことは少なくなった。しかし、「いざ」というときには消防団の力が求められる。「心と体を鍛えて、緊急時に役立つ消防団を目指したい」と気を引き締める。

 ○…高校から陸上を続けており、実業団としてさまざまな大会で活躍した。今でも多摩川周辺を10Kmランニングするのが日課だ。二子第3町内会では防災部長として手腕を発揮する。「東日本大震災以降、町内会の防災意識は高まっている。消防機材の使い方の指導など、地元の消防団をもっと活用してもらえれば」。地域防災の重要性を知っているからこそ、思いは強い。
 

写真のたなかや

ひと味ちがう写真はプロにお任せ

044-822-3466

<PR>

高津区版の人物風土記最新6

田邊 弘子さん

高津区健康づくりのつどいを主催する「元気な高津をつくる会」会長を務める

田邊 弘子さん

北見方在住 67歳

5月3日

中山 寛隆さん

川崎市制100周年記念で演奏する合唱団に携わる、川崎市合唱連盟の事務局長

中山 寛隆さん

高津区在住 36歳

4月26日

遠藤 勝太郎さん

町会ぐるみで地域の活性化に尽力する

遠藤 勝太郎さん

子母口在住 78歳

4月19日

斎藤 優貴さん

数々の国際ギターコンクールで優勝し、世界を舞台に活躍するギタリスト

斎藤 優貴さん

川崎市出身 26歳

4月12日

本田 志帆さん

全日本学生フルコンタクト空手道選手権に優勝した

本田 志帆さん

川崎市在住 20歳

4月5日

佐藤 翠(みどり)さん

川崎市男女共同参画センター「すくらむ21」で居場所事業を担う

佐藤 翠(みどり)さん

東京都在住 32歳

3月29日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月20日0:00更新

  • 4月15日0:00更新

  • 4月8日0:00更新

高津区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

高津区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook