綾瀬西高校1年の井上拓真さんが6月5日に茅ヶ崎市内で開かれた「関東高校ボクシング大会」で優勝し、8月に秋田県内で開かれるインターハイ出場を決めた。
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同大会には1都7県から115選手が参加していた。井上さんは10階級ある中の最軽量級となる「ピン級」(46kg以下)に出場。大会は1ラウンド2分、3ラウンド制のトーナメント方式で競われ、各階級の上位5人に全国大会の出場権が与えられる。
井上さんは高校入学からわずか2カ月ほどだが、2年生や3年生の出場者が多い中でも「負けず嫌いなので、相手が誰でも負ける気はしません」と強気のスタンス。159cm、普段は50kgほどの体重を大会の1週間前から食事制限と練習で絞っていく。
大会初戦では緊張で調子が掴めない場面も見られたが徐々に調子をとり戻し、持ち味の右ストレートが炸裂。レフリーストップで勝利を収めた。続く2回戦では判定勝ち、決勝も圧倒的な強さでインターハイ出場を決めた。
秦野市内でボクシングジムの会長を務める父と、その下でトレーニングする2歳年上の兄・尚弥さんに続き、幼少期からボクシング漬けの日々。小学校1年生からジムで練習を始め、4年生で大会デビューした。これまでの戦績は14勝1敗。中学時代は「U-15ボクシング全国大会」で3連覇も果たした。1つ上のライトフライ級で昨年度、全日本ランキング1位の兄と「井上兄弟」と呼ばれ、今大会でも注目されていた。
現在は全国に向け、週6日、朝のランニングと4時間のジムワークを欠かさない。課題としているのはパワー面。筋力を上げジャブを強化していくという。秋の国体、春の選抜と合わせて「全タイトルを狙っていきます」と力強く話した。
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