海老名・座間・綾瀬版
公開：2012年7月27日
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避難所に設置されたトイレ車（上）・八木社長（下）
国分南の警備業・優成サービス（株）（八木正志代表取締役）が、関東商工会議所連合会のベスト・アクション表彰を受賞した。
同社では独自開発した特殊福祉車両「移動式バイオトイレカー」を震災直後の３月末から、石巻市内の避難所に派遣。高齢者や障がいのある人が避難している２施設にトイレ車を設置し、社員とともに24時間体制で介護が必要な避難者の生活を支援した。
避難所には仮設トイレが設置されていたものの、下水設備が復旧していない状況だったため、昇降用リフトが設置され、身体に障がいのある人でも、車椅子に乗ったまま、個室に入ることができ、汚物処理におがくずを利用するトイレカーは臭いや衛生面の観点からも非常に喜ばれたという。
同社では現在も南三陸町にトイレ車１台を設置し、支援を継続している。八木氏は「活動を評価していただき励みになる。しかし、被災地はまだまだ復興の途中で、その道のりは厳しい状況だが、トイレ車の派遣を通じた被災地支援を今後も続けたい」と話している。
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