悩みを抱える人の「心のSOSサイン」にいち早く気付き、話に耳を傾けたり、専門相談機関へつないだりする「こころのサポーター」を育てる講座を市が企画し受講生を募集している。
講座は6月13日(木)午前10時から正午まで。保健相談センターが会場で市内在住者が対象となる。事前申込制で定員は30人。
臨床心理士の佐々木良枝さんが講師を務め、こころの健康づくりや家族や周囲の人たちの不調に気付くための対処法を学ぶ。受講料無料。
申込み・問合せは市健康づくり課【電話】046・235・7880へ。
20人前後で推移
市健康づくり課によると市内における自殺者数は「ここ10年は20人前後で、横ばいの状態で推移している」という。
2009年度には庁内の連携と取り組み強化を目的に8つの課から成る「自殺予防対策庁内調整会議」を組織、さらに翌年には警察や司法書士会、ハローワークなど、庁外の関係機関で構成する連絡協議会を立ち上げた。
また、10年からは臨床心理士による相談会を毎月一度のペースで受け付け、昨年度は延べ29人が訪れたという。
これらの自殺予防施策に加え昨年度からは、ゲートキーパーとも呼ばれ、全国的に養成が進められている「こころのサポーター」の育成を開始。初年度は112人が受講した。
市は今年度も研修を積極的に行っていく計画で、「命の門番」とも言われる「こころのサポーター」を増やすことで、自殺予防につなげたい考えだ。
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