海老名商工会議所で5月30日、全日本製造業コマ大戦の神奈川県予選が行われ、市内中新田の「(株)かどや」(波多野康広代表)が7月4日に長野県内で行われる全国大会への出場権を手にした。
「ちゃぶ台返し」完成
県代表を勝ち獲ったコマは同社の加賀崎翔さん(26)が製作。大会にあたり10個の試作を繰り返す中、単独回転は2分半ほどと、他と比べ決して長くは無いが、相手の下に潜って足元をすくう戦いを得意とすることから「ちゃぶ台返し」と命名したコマが完成した。
コマ大戦は、苦境が続く製造業を盛り上げようと横浜市の中小製造業有志らが企画。直径2cm以下の金属製のコマを指で回し、ぶつけ合い、はじかれるなどして「土俵」から出たり、回転が止まった時点で勝敗が決まる。今回は県別対抗の団体戦の大会であることから、参加15チームの中から代表となる5チームの出場枠を争った。
「ちゃぶ台返し」は3グループに分けたリーグ戦に挑むも、予選通過出来ず敗者復活戦へ。代表1枠を6チームで競ったトーナメント戦では本領を発揮し代表入りを決めた。全国出場を決めた上位5チームで行われたトーナメント戦でも技を披露し準優勝した。
加賀崎さんは「全国の猛者たちに挑み、勝ちをもぎ取りにいきたい」とやる気に満ちていた。
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