県立中央農業高校の畜産科学科の生徒がこのほど、北海道で行われた「第22回コカ・コーラ環境教育賞」で優秀賞を受賞した。県内の高校生が入賞するのは初となる。
これは(公社)コカ・コーラ教育環境財団が、環境保全や環境啓発に寄与する新しい企画を支援する活動で全国96団体から応募が集まった。今回、生徒らが入賞した「次世代支援部門」は高校生・大学生を対象に、将来的に社会の環境教育に役立つのかが評価の基準になった。
環境配慮、啓発も
受賞した3人は畜産科学科の授業の一環で取り組む「中農アイガモ米」を題材に取り上げた。これは安全安心をキーワードに農薬を使用せず、アイガモを水田に放し雑草害虫を駆除するという農法。また、堆肥には畜産の糞尿を完熟させたものを使用し、化学肥料を一切使わず、畜産が抱える公害問題にも考慮した。
さらに作り上げた稲を家畜の飼料にするという「環境にやさしい」循環型システムを確立したことやアイガモの世話体験を地域向けに行うなど啓発活動も高い評価を受けた。
携わった生徒は「地道な作業は大変だったけど全国発信出来て嬉しい。これからも環境の取組について伝えていきたい」と話した。
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