中央農業高校の「養豚部」と「中農アイガモプロジェクト」の研究チームがこのほど、都内で開催された「全国高校生MY PROJECT AWARD 東京大会」でチャレンジ賞を受賞した。
高校生を対象に、地域やコミュニティなどが抱える身の回りの課題に対してどう活動したのかというプロジェクトを発表する同大会。同様の思いを持つ全国の同世代と出会う「学びの祭典」とされている。
養豚部からは、小島大河さん(3年)と尾藤凌さん(2年)が出場。国産豚の減少危機と食品廃棄量に着目し、地域資源を活用した研究成果をプレゼンした。地元豚である「高座豚」を交配した学校独自の豚に、地元工場で大量に廃棄されていたビール粕とパンくずを使った再利用飼料を与え、旨味のあるジューシーな肉質を作出。大手百貨店での販売を通し、飼料コストの削減を実証した。
小島さんは「専門用語が多い中で、できるだけ分かりやすい言葉を使い、プレゼンできるよう心掛けた」と話した。
一方、米文化を発展させようと、稲作の無農薬栽培に有用とされる「アイガモ農法」に取り組む課題研究チームからは清水萌子さん(3年)と横尾七星さん(1年)が出場。孵化から水田での働き、解体・試食までアイガモを通した地域参加型イベント「いのちの授業」を実施。また、収穫されたアイガモ米を市場店舗とコラボし、流通できる商品としても証明した。
横尾さんは「米作りを通じて、作業の大変さや地域の方たちとの触れ合いの大切さなどを感じた。とても良い経験が出来て良かった」と振り返った。
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