海老名の秋の風物詩「中新田かかしまつり」(同実行委員会主催)が今年25周年を迎える。9月9日から中新田コミセン北側の田んぼで開催されるのに際し、現在その準備は佳境を迎えている。廣田敏之実行委員長=人物風土記=は「このイベントを通じて市民の方に田んぼの良さをお伝えできたら」と話している。
「中新田かかしまつり」は、地域住民や市内の保育園・老人ホーム・企業などにより制作されたユニークなかかしが毎年50体ほど並ぶ秋の一大イベント。田んぼにかかしが佇む昔ながらの風景を一目見ようと、アマチュアカメラマンを始め市内外から多くの人が訪れている。
この催しが始まったのは25年前。地元農家が「市民に海老名の農作物を知って食べてもらうために何かイベントをやりたい」と声を上げたことがきっかけだった。その頃中新田では新興住宅の建設が進み、農業や田んぼを知らない住民が増えていたことから、田んぼのある環境に親しんでもらおうと地域住民と協力して「かかしまつり」を企画開催した。
一本かかし部門を新設
このイベントでは、耐久性・アイデア性・精巧性を基準に審査員の評価を得た応募作品は表彰を受ける。今年は周年記念であるためより多くの人に応募してもらいたいと、制作しやすく昔ながらの「へのへのもへじ」の一本かかし部門として「もへじ大賞」が新たに設けられた。
また、16日(土)午前11時からの中新田コミセンでの表彰式後には、市内野菜を使った芋煮の振る舞いや野菜の直売が実施され、今まで以上に盛大に行われる予定となっている。
開催期間は9日(土)から24日(日)(初日は午後から、最終日は正午)まで。
問合せは市農政課【電話】046・235・8539へ。
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