聴覚や言語障害者が、スマホ等で救急連絡をできる「緊急通報システムNET119」の登録説明会が先月行われた。2015年から導入しているシステムで、登録者は現在64人。市消防本部では「今後も周知を図るとともに、万一に備え登録者を増やしたい」と話す。
音声による119番通報が困難な人でも、スマホやタブレットなどで簡単に救急連絡ができる同システム。総務省では、2020年までに全国消防本部で100%導入を目指している。海老名では綾瀬と座間とともに運営する「消防指令センター」の開所(2015年)と同時に取り入れている。
市内で聴覚や言語に障害がある人は約340人に対して登録者は20%弱にとどまってる一方で、障害がある高齢者が増加しており、機械操作が難しい等という課題もあるという。これに対し、市障がい福祉課は「外出や緊急時の不安を解消できるシステムなので、一人でも多くの方に知ってもらいたい」と話す。
同説明会はシステムのバージョンアップに伴う開催となり、37人が参加。手話通訳や要約筆記者とともに、使用方法やその練習を行い=写真(市提供)=、新たに10人が登録した。
システムの登録には個人情報や同意書の記入が必要なため、障がい福祉課または消防本部で直接手続きが必要となる。問合せは消防本部【電話】046・231・0355へ。
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