海老名の秋の風物詩「中新田かかしまつり」で、上今泉在住の井上肇さん(56)が、4年連続で大人の部の最優秀賞を獲得した。井上さんは今年、きょうから行われるラグビーW杯に合わせて、日本代表のリーチマイケル主将を制作。「良いかかしを作るコツは愛情を込めること。(かかしは)子どもと同じくらい可愛いです」と話した。
「かかしまつり」は中新田コミセン近くの田んぼで初秋に開催されるもので、27回目を迎えた。今年も個人や団体から約50体が集まり、市内外から多くの人が訪れている。台風15号の強風と大雨で一部の作品が破損するなどのハプニングがあったが、同実行委員会によって修復された。
最優秀賞に選ばれた井上さんの作品「カカシも応援!ラグビー日本&ロシア代表」は、本日開会となるW杯という時事性に加え、台風にも負けない鍛え上げられたリーチマイケル選手の姿が写実的に表現されている点が高い評価を受けた。
9月14日に中新田コミセンで行われた表彰式には、受賞者ら約100人が出席し、井上さんは内野優市長から「最優秀賞おめでとうございます。来年も楽しみにしています」とエールとともに賞品が手渡された。
こだわりのリアル感
井上さんは19年前、息子と娘の喜ぶ姿を見たくて”かかし制作”を始めた。2016年から「真田丸」「寅さん」「西郷隆盛」と本物そっくりといえる、かかしで最優秀賞を連続受賞。作成方法は自己流で、モデルとなる人物を様々な角度から研究し、発泡スチロールとガムテープで作り上げる。今回のリーチマイケル選手は水に強い素材で仕上げているという。「平面の板に息を吹き込むことで立体になっていくのが面白い」と語る。
また、子どもの部では中新田小学校5年1組2班「ジャスミンと米っコ」が、園児の部は中新田保育園「♪ねぇおこめ、こっちむいて♪」が最優秀賞にそれぞれ選ばれた。
かかしの展示期間は23日(月)午前中まで。作品は今年から開設されたHP(【URL】https://www.kakashi.nakashinden.com/)でも閲覧可。
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