海老名市は10月から新たな移動手段として、市内中野・社家・門沢橋地区で「コミュニティ交通」の実証運行を開始した。利用状況などを踏まえ、本格運行に移行するか検討する。2020年9月末までは無料で、10月以降は有料の予定。実証期間は2年間。
市南部ではJR相模線と路線バス、コミュニティバスの公共機関に加え、高齢者や障害者らが利用できる「ぬくもり号」(社会福祉協議会サービス)などの移動手段がある。
しかし、路線から離れた地域の自治会関係者と子育て世代を集めた勉強会の場や地元住民へのアンケートから移動手段の課題が浮き彫りとなった。これを受け、市は新たな交通手段を模索し、今回の実証運行に至った。
実証運行では駅から半径1Km圏内、バス停から300m以上離れた地域の住宅街を通る「コミュニティ交通」として、(株)ハートフルタクシーに運行を委託。乗務員含む10人乗りのハイエースグランドキャビンを使う。事業費は2年間で5200万円を見込んでいる。
運行ルートはフードワン(本郷)から門沢橋駅、社家駅、運動公園、こどもセンター、市役所などを通り、海老名駅までで、乗車できる待合所は17カ所。午前9時から午後5時台まで1日往復7便、片道38分かけて運行する。時間帯によって南部から運動公園までしか運行されない便もある。
発着時間や停車場所等は市HP、または公共施設にチラシが配架されている。詳細は市都市計画課【電話】046・235・9676へ。
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