神奈川県空手道連盟が主催している同大会は学年・男女別に分かれ、対人勝負の「組手」と、決められた演武の中で力強さやスピード感を競う「形」の2部門がある。各部門の上位3人が来年3月に開催される「全国大会」に出場することができる。池田さんがエントリーした部門には20人が出場。1人ずつ形を披露し、審査員の採点により勝敗が決まる。
池田さんは小学1年生から同大会に出場してきたが全国進出の経験はなく、中学生最後となる今大会は「必ず全国に進みたい」と、目標に向けて邁進してきた。参加選手の中では150cmほどと小柄な体格なため、他の選手と比較されてしまうと見劣りすると分析。その差を埋める技のキレや正確さにこだわりを持ち、磨きをかけ挑んだ。
迎えた本番では、緊張することなく日ごろの練習の成果を発揮し、体の小ささを感じさせない豪快な演武で審判員から高い評価を得て、念願の優勝を飾った。池田さんは「これまで意識してやってきたことの結果が実り、狙っていた優勝が取れて嬉しい」と大会を振り返った。
空手が大好き
池田さんが空手を始めたのは4歳の時。臆病な性格が少しでも明るくなればと、両親の勧めで道場の門を叩いた。今ほど熱中するとは思っていなかったが、初出場の大会で、同い年の相手に何もできず1回戦敗退したのが悔しくて、その後、熱心に練習に取り組むようになったという。「今では臆病ではなく、勝ち気な性格になりました。練習を通して出来なかった事が出来るようになるのを実感している。今回は結果が付いてきたので、さらに空手が楽しくなった。全国大会でも優勝にできるよう、練習を怠らずに頑張りたい」と抱負を語った。
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