神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

座間市在住 関山厚子さん 「辛い乳がん治療に光を」 臨床試験のCF呼びかけ

社会

公開:2020年11月6日

  • LINE
  • hatena
美容室ミセルで説明する関山さん(右)
美容室ミセルで説明する関山さん(右)

 乳がんの闘病経験のある座間市在住の関山厚子さん(58)が、乳がん再発を防ぐ新治療薬の臨床試験を実施するために神戸大が実施しているクラウドファンディング(CF)を応援しようと、市内各所でチラシの配架を依頼している。

 臨床試験は、乳がん全体の10%〜15%を占める「トリプルネガティブ乳がん」の患者に対し、「カルボプラチン」というジェネリック医薬品が再発防止に効果があるかを確かめるもの。CFでは試験に必要な資金を調達するため、2千万円を目標額に10月9日から12月25日まで募っている。

 プロジェクトを立ち上げた神戸大の谷野裕一特命教授は2013年から16年まで北里大学病院で勤務し、海老名総合病院にも非常勤医として勤務した。関山さんは2015年に座間市の検診で乳がんが判明。当時海老名にいた谷野教授が関山さんの主治医を務めた。

 今回、谷野教授のSNSでCFを知った関山さんは、現在も投薬治療中の身でありながらも「私の命を救ってくれた谷野先生への恩返しの気持ちで、私にもできることをしたい」と10月下旬から一人で活動を始めた。

 11月2日には入谷東の美容室ミセルを訪問。概要を説明し、店内にチラシを設置した。関山さんは「私を含めがんを患った人は再発の恐怖におびえている。少しでも力になりたい」と話した。

 トリプルネガティブ乳がんは、30代〜40代に多く発症。ホルモン治療ができないなど治療法の選択肢が狭く、通常の抗がん剤が効かないと3年以内の再発率が高い。

 カルボプラチンは20年以上前から卵巣や肺のがん治療に使用されているが、この乳がんへの再発防止効果については世界的にデータが少ない。

 CFの詳細はレディーフォーhttps://readyfor.jp/projects/tnbc-researchへ。(問)神戸大企画部【電話】078・803・5012
 

<PR>

海老名・座間・綾瀬版のローカルニュース最新6

冬の夜を彩るイルミ

冬の夜を彩るイルミ

展望室の夜間開放も

12月9日

山田和樹氏が公演

指揮者

山田和樹氏が公演

12月16日 秦野市文化会館

12月8日

初期消火で2人に感謝状

海老名市消防

初期消火で2人に感謝状

車両火災の延焼防ぐ

12月8日

関東大会を制覇

カナガワジュエル

関東大会を制覇

ドッジボール選手権で

12月8日

和凧作り教室

和凧作り教室

海老名市役所で

12月8日

児童の自転車事故防げ

児童の自転車事故防げ

公道通行止めで運転講習

12月8日

葵会館家族葬365日24H受付

安心して旅立てるプランを思いのままに 葵会館の葬儀19万2,500円(税込)~

https://www.aoiebina.com/

<PR>

あっとほーむデスク

  • 12月8日0:00更新

  • 12月1日0:00更新

  • 11月24日0:00更新

海老名・座間・綾瀬版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2023年12月9日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook