座間市栗原の民有林で12日、害虫の侵入や飛散を防ぐナラ枯れ対策の作業が行われた。民有地での対策は喫緊の課題で、市や県の担当者も視察に訪れた。
ナラ枯れとは、カキナガキクイムシを媒介するナラ菌でナラなどの広葉樹が枯れる伝染病。市内では谷戸山公園で前年比10倍となる261本の被害が確認されている。栗原神社の御神木にも害虫が幹に潜入しており、寸前で危機を回避した。
神社の氏子である大木正さんは、自らの林への被害を懸念し、街路樹の倒木調査を行う「座間安全・安心推進会」(小林覚代表)に相談。調査の結果1本が枯死し、24本に虫が潜入していることが判明し、合計25本の対策に踏み切った。
対策した林は傾斜地で人家も近いため、一般的な対策法である燻蒸はせず、人や環境に優しいとされる殺虫剤を使用。ゴム化する白い薬液を樹木に噴霧し、虫の侵入や飛散を防ぐ方法をとった。
講習会を初開催
市は3月4日(木)に、樹木所有者を対象にしたナラ枯れに関する講習会を初開催する。芹沢公園北管理棟で午後2時から。無料で申込先着20人。(問)市公園緑政課【電話】046・252・7222
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