座間洋らんセンターで、祝事の贈り物の定番「コチョウラン」の出荷が先月末から急ピッチで進められている。自民党総裁選や党四役、組閣などの政治関連に加え、緊急事態宣言解除に伴う慶事の再開、秋の企業人事のタイミングが重なり、昨年の3割増の出荷を見込んでいる。
地元選出の甘利明氏の自民党幹事長就任が決定した10月1日、座間洋らんセンターでは就任祝いのコチョウランの出荷準備が進められていた。取材に応じた同センターの加藤春幸専務によると、これまでの党要職の就任時よりも多くの注文があったという。
コロナ禍でラン生産業者は大打撃を受けた。ランは出荷までに半年〜1年かかるため、先行きが見通せなかった今年は全国的に減産傾向という。しかし緊急事態宣言が明けると祝事用の需要が戻り始め、秋の企業人事の需要も堅調。さらに組閣など政治関連の注文も重なり、昨年より3割増の出荷を見込む。1日100鉢のペースで出荷し、ピーク時には1日200鉢にもなった。
加藤さんは「女性閣僚祝いの定番であるピンク色は全国的に品薄で問い合わせが多い」と話す。
大臣の就任祝いがひと段落すると、次は副大臣就任を祝う注文が全国から来るため、その需要にも備えている。加藤さんは「コチョウランの花言葉は『幸せがやってくる』。様々なお祝いの場面で、華やかな空間を演出できたら」と話した。
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