地域全体を工場に見立て、10月までの全4回で希望者に様々な工業体験をしてもらい交流する「あやせ工場オープンファクトリー」が3日、綾瀬市で始まった。全4エリアの38社が参加して実行委員会を立ち上げ、10月15日(土)まで土曜日を中心に開催する。
初日となったこの日は、吉岡地区の13社を会場に行われたオープンファクトリーに、事前に応募した大人から子どもまで約500人が参加。1日かけて6社の工場を巡った親子もいた。
吉岡東で車体部品を製造する(株)栄和産業ではバスやショベルカーの部品製造の過程で行うロボット溶接のボタンを押す体験と、ワイヤーを使って人形をつくる「ねじねじくん」のワークショップが行われた。
安全確認やチームワークの大切さを随所に盛り込んだ人形作りに小学2年生の娘と友達の親子と4人で参加した綾瀬市大上の龍恵さんは「市の広報を見て応募した。行く先々で優しくしてもらえて娘たちと一緒に楽しめた」と話していた。
全3戦の初戦
同市吉岡東で検査治具を製造する(株)KYOEIではミニ四駆大会も行われた。組み立て方にコツがあるという小さな車体と専用のサーキットでスピードを競う大会は予選を全3回行い、10月15日(土)に決勝が開催される。
同社の社長で実行委員として運営に携わる高崎将二さんは「日ごろは社外の人と接する機会が少ない社員にとって、こうしたイベントは貴重な経験の場。準備を重ねるうちに士気も上がり、社業にいい影響が出ている」イベント参加に手ごたえを感じていた。
9月10日(土)に早川・さがみ野・小園、10月1日(土)に上土棚・与蔵山下、同15日(土)には綾瀬工業団地でも開催される。各地の参加申し込みはイベント専用サイト「あやせ工場オープンファクトリー」で随時受け付けている。
(問)市工業振興企業誘致課【電話】0467・70・5661
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