防犯緊急通報装置 4カ月間 機能せず 記録媒体の耐久性に問題
海老名市が導入している防犯緊急通報装置の一部が、昨年10月1日から4カ月に渡って機能していなかったことが明らかになった。記録媒体の耐久性に問題があったことが原因。現在、問題は解消され正常に作動している。
装置の不良が判明したのは、今年1月下旬。有鹿小学校付近で児童が交通事故にあい、左脚を骨折する重傷を負った。加害車両が逃走したため、海老名署は現場付近に設置されている通報装置の画像提供を市に依頼。この要請を受け市が画像を調べたところ、昨年10月1日以降の録画記録が残されていないことが分った。
事態を受け市は翌日、業者を通じ新しい部品に交換すると同時に、市内に7カ所ある他の警報装置も点検。その結果、5カ所で同様の不具合が見つかった。これらの装置についても部品交換が施され、現在は正常に作動している。また3月中の稼動へ向け、設置が進められている2カ所でも耐久性の高い部品に改修した。
市市民安全課では「犯罪抑止のための装置がこのようなことになり反省している。今後は市民の皆様がより安全で、安心に暮らしていただけるよう改善していきたい」と話した。
2010年度から設置
現在、市内に設置されている警報装置は24時間映像を記録し、1週間保存する防犯カメラにサイレン、常時点灯する赤色回転灯を備えている。緊急時にボタンを押すと110番通報することができ、直接会話することも可能で、場所も特定できる仕組み。
海老名市では2010年度から設置を開始し、これまでに小学校周辺など7カ所に設置している。3月中に2基を新設し、13年度までに15基に増やす計画。
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