地芝居として大谷地区に伝わる「大谷歌舞伎」が15日(日)に大谷北の神明社で上演される。昨年秋に初公開された子ども歌舞伎も披露される予定。
江戸時代後期から始まり、各地で盛んに演じられていた「農村歌舞伎」が伝承されている地域は少なく、県内では大谷地区を含め座間の入谷地区など、現在まで引き継がれているのは5地区のみだという。
海老名域でもかつては国分、上今泉、杉久保など6つの地域に地芝居として農村歌舞伎が存在したが、時代変遷の中で衰退。大谷の歌舞伎も昭和初期に、伝承が途絶えた。
終戦後、戦地から復員してきた地区の青年らが世相が暗い中、「村に文化の灯を」と地芝居を復活へと導いた大谷歌舞伎にとって、「第二幕」とも言えるこの流れを地域の住民らは脈々と伝承してきた。
10種類近い演目を有し貴重な伝統芸能として県外からの出演依頼も受ける大谷歌舞伎だが、会員の高齢化が進み、後継者の育成が大きな課題となっていた。2010年には「子ども歌舞伎」を創設。昨秋、大谷八幡宮で初公開され話題となった。
15日の公演では曽我狂言の一幕「寿 曽我冨士の曙 対面の場」を披露する。時間は午後0時40分から。問合せは事務局【電話】046・234・9799まで。
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