ＪＡさがみ海老名支店 機転利かせ詐欺防ぐ 田丸幸枝さんに感謝状
海老名・座間・綾瀬版
公開：2012年12月7日
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田丸さん（中央）と吉田支店長
現金手渡しによる詐欺事件の検挙に協力したとして海老名署（小平博署長）は、ＪＡさがみ海老名支店の田丸幸枝さん（27）と同支店に対して感謝状を贈った。
11月27日の午後「急だが５００万円おろしたい」と84歳の男性が同店を訪れた。応対した田丸さんは高額な引き出しであったことから用途を尋ねると、男性は「息子が小切手の入ったカバンをなくし、今日中に５００万円必要になった」と話した。
不審に思った田丸さんは上司に報告。報告を受けた同店副支店長が男性に息子と再度連絡を取るよう促したところ、そうした事実はないことが判明。振り込め詐欺と判断し、同署に連絡し被害を未然に防いだ。
吉田久男支店長によると、ＪＡさがみでは県警が金融機関に配布している振り込め詐欺のチェックシートと別に、独自にマニュアルを作成。日頃から振り込め詐欺対策を行っているという。田丸さんは「何度もシートを見て常に意識していた。初めてだったがスムーズに対応でき、被害が未然に防げたことは嬉しい」と話していた。
海老名署によると管内では今年１月から11月末までに５件、４２０万円の被害があったという。小平署長は「すぐに対応せず確認して欲しい。12月は還付金詐欺が増えるので気を付けて」と話していた。
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