海老名市議会(倉橋正美議長)は5月10日からインターネットの交流サイト「フェイスブック」上で市議会の情報を発信するページを開設した。議会改革の一環で、議会事務局によると、県内の市町村議会が公式のフェイスブックページを運用するのは初の取り組みだという。
「開かれた議会につながれば」
フェイスブックはユーザー間で次々に情報を伝達していく「拡散性」が特徴的で新たな情報発信媒体として、ページを開設する企業や自治体も増加している。
同市議会でも昨年12月に立ちあがった議会運営委員会の下部組織にあたる「議会改革検討会」(氏家康太座長)の中で、フェイスブックの運用開始へ向けた議論が進められてきた。
県内の市町村議会では初となる議会専用のフェイスブックページでは議会日程や審議内容を公開するほか、閉会中に行われている行政視察の様子なども掲載。「何をやっているのか見えない」などという市民の声に対し、議場外の動きも積極的に公開することで、「開かれた議会」を目指したい考えだ。
議会情報に限定
ページで発信される情報は「議会情報」に限られる。各議員の政治活動などは掲載できないルールとなっており、掲載情報は基本的に広報委員会に属する議員が集約。事務局職員が専用のパソコンからページの更新作業を行う。
市のホームページにある「海老名市議会」ページ内にフェイスブックへのリンクがはられ、ここをクリックすることでフェイスブックページを閲覧することができる。
第一歩
倉橋議長は「新たな取り組みで、比較的、政治とのかかわりの少ない若い世代の市民が議会に興味を持っていただく機会になれば」と期待を寄せている。
また広報委員会の宇田川希委員長は「情報発信を充実されるためのツールのひとつがこのフェイスブック。タイムリーに議会内の情報を提供し、今後はより市民目線に立った情報を発信できるシステムにしていきたい。今回の運用開始はそのための第一歩」としている。
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