綾瀬市内の絵手紙作家・橘川芳恵さん(寺尾中在住)が、銚子電気鉄道(株)(本社/千葉県銚子市)に寄付金と絵手紙などを寄贈した。
かつて銚子鉄道全駅と電車を描いたことがあった橘川さん。2両しかない車両のうち1両が脱線事故で壊れ、経営難でまかなえない修理費を地元高校生が募るという番組を目にした。
「絵手紙で所縁のある電車だったし、教室に銚子出身の生徒もいた。あの電車がないと高齢者は困るという話だし、微力でも力になりたいと思った」と橘川さんは話す。
2カ月がかりで生徒から集めた募金に自身の持ち出しを合わせた約10万円を、今年1月に本社まで届けた。目標額は集まりすでに修理は終わっていたそうだが、橘川さんが集めた浄財はもう一両の車両の車検に使われた。
「この前、銚子鉄道の方がわざわざお礼に来てくれた」と橘川さん。寄付金と共に寄贈した絵手紙は電車内に掲示され、生徒から預かった絵手紙メッセージも駅に飾られているという。
また、高校生の行動に感銘を受けた橘川さんは、銚子商業高校にも絵手紙や「あやせの宝カルタ」などを寄贈している。
|
<PR>
海老名・座間・綾瀬版のローカルニュース最新6件
|
<PR>