市内唯一の酒蔵である泉橋酒造(株)(橋場友一代表取締役)と神奈川大学経営学部の学生が連携し、新商品「咲け―SAKE―」を開発した。この商品は同社のファン感謝祭で販売され、訪れた人たちから注目を集めていた。
「咲け」の開発は、同大学の山岡義卓准教授の依頼で実施した実習の中で行われた。同社ではこれまでにも学生の実習を受け入れているが、商品の開発や販売など実業的な試みは今回が初となる。
参加したのは板垣秀紀さん(21)、山本奈緒花さん(20)、鈴木佳菜さん(20)の3人。日本酒を飲んだ経験はあまりなかったが、「おいしいお酒を知りたい」と同社を実習先に選んだという。
学生と話し合う中で、話題は「若者の日本酒離れ」に。「ここにアプローチできる商品を作れないか」という発想から、開発がスタートした。
昨年8月頃からプロジェクトが本格始動。若い世代が飲みやすいようアルコール度数を低めの15度に設定したほか、甘口で飲み切りサイズの300mlにするなど、3人の意見が随所に取り入れられた。ラベルは学生らが担当し、ポップなデザインに仕上げられている。最も悩んだというネーミングには、春らしさに加え「若い人にお花見や就職祝いなどの時に飲んでほしい」という、学生たちの思いが込められている。
同商品は今後、イベントなどでの販売を予定しているという。
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