新東名高速道路の海老名南ジャンクション(JCT)から御殿場JCTに関する「連絡調整会議」が8月27日に行われ、中日本高速道路(株)は特定区間の開通時期を変更すると発表した。
時期が早まったのは、伊勢原JCT〜伊勢原大山インターチェンジ(IC)間。当初は2019年度内とされていたが年内開通の見通しとなった。日本遺産・大山へのアクセスなど、伊勢原の新たな玄関口として期待されている。
これ以西となる伊勢原大山IC〜秦野IC間は、用地取得の難航や、膨大な埋蔵文化財調査などにより、道路本体工事が遅延しており、2020年度予定だったものが21年度へと変更。
さらに秦野から御殿場IC間については、のり面崩落に伴う工事用進入路のルート・構造の見直しや、想定以上の断層破砕帯が確認されたことによる橋梁構造形式の変更により、施工計画が見直され、20年度から23年度へと見送られた。
同社では「工事短縮に努め1日も早い開通へ努力する」とした。
開通効果に期待
開通から50年が経った東名は、移動時間の短縮等により物流の活発化や国民のQOLの向上など、経済波及効果は約60兆円にも及ぶ。新東名の全線開通は、東名の慢性的な渋滞解消をはじめ、自動運転・ダブル連結トラックなどの「次世代物流システム」、沿線自治体の地域活性化など、新たな効果をもたらす事が期待されている。
海老名市の担当課では「交通の利便性向上が図られる事はもちろん、災害時の道路代替手段など、様々な効果があるので早い開通を願いたい」と話している。
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