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市内在住佐々木さん間宮さん 「大槌復興米」で被災地支援 「東日本大震災を風化させない」

社会

公開:2019年10月25日

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市役所近くの田んぼで復興米を育てた間宮さん
市役所近くの田んぼで復興米を育てた間宮さん

 岩手県大槌町出身の佐々木紀貴さん(浜田町在住)と、義父の間宮一夫さん(大谷北在住)が、東日本大震災を風化させないようにと、「大槌復興米」を海老名で栽培し、10月初旬に収穫した。11月17日(日)に開催される「えびな市民まつり」で販売し、売上金の一部を大槌町に寄付する予定。

 2011年3月11日に起きた「東日本大震災」で、大槌町は大津波と火災により1286人が命を落とすなど、甚大な被害を受けた土地。こうした状況下で、住宅のがれきの中で育っていた「大槌復興米」は復興のシンボルとされ、奇跡の米とも呼ばれている。

 海老名で農家を営んでいる間宮さんは、この大槌復興米で「復興支援ができないか」と、佐々木さんに相談したところ、大槌町の伝手を便りながら、今年4月に種子の入手に成功。6月には大谷小学校の保護者会「チチオーヤ倶楽部」の有志らとともに田植えを行い、10月6日に地元の子どもたちなど20人ほどが参加し、270kgの復興米が収穫された。

 佐々木さんは「こうして遠く離れた地から故郷を支援できることは嬉しい。種を用意してくれた大槌の人、田植えや収穫を手伝ってくれた人、関わった全ての人に感謝したい」と心情を語った。間宮さんは「震災で起きたことは後世に長く続けていかなければならない。今年は不作で量が取れなかったが、来年以降は給食や市役所の食堂で多くの人に食べて欲しい」と話した。

 「えびな市民まつり」では2kg1000円で販売される予定で、売上金の一部を鎮魂の森公園の造成や観光船「はまゆり」の復元を目的にする「災害の記憶を風化させない事業寄附金」に充てる。

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