神奈川県自然環境保全センター(厚木市七沢)がこのほど、2021年春のヒノキ花粉の飛散量予測を発表した。これによると、今春のヒノキ花粉の飛散量は昨年(2020年)春と比べてわずかに増えるものの例年よりは少なくなりそう。
この予測は、県内のヒノキ林40カ所で2020年12月4日から10日まで行われた調査の結果にをもとに発表された。
調査では県北部(相模原市緑区)の8カ所と県央・湘南部(厚木市、秦野市、伊勢原市、清川村)の9カ所、県北西部(南足柄市、松田町、山北町)9カ所、県西部(小田原市、箱根町)14カ所の合わせて40カ所の着花状況を調べた。
この点数の平均値は34・6点で昨年の33・2点をわずかに上回ったが、過去9年間の平均44・0点を下回り、調査開始から4番目に低い値となった。各地の着花点数は県北部51・1点、県央・湘南部38・3点、県北西部31・0点、県西部25・1点だった。
ヒノキは、冷夏の年は雄花の着花量が少なくなる傾向にあり、昨年夏は7月に冷夏、8月に猛暑だったもののこの2カ月の日照時間が平年よりやや短かった。
ヒノキ花粉はスギ花粉が終息する3月下旬から4月中旬頃まで、年によってはGW頃まで飛散する。昨年12月に発表された今春のスギ花粉予測では、今春の飛散量は例年並みとされているため。
【スギ・ヒノキ花粉飛散情報(神奈川県自然環境保全センター・厚木市七沢)】
http://www.agri-kanagawa.jp/sinrinken/12kahun/index.htm
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