海老名市は3月15日、(株)ジェイコムイーストかながわセントラル局(熊ノ郷征輝局長)と「防災行政無線放送の再送信に関する協定」を締結した。これにより災害時の情報伝達手段が増え、防災放送が聞き取りづらいエリアなどの解消が期待される。
住まいと防災スピーカーの距離以外にも、近年では高層マンションや気密性の高い住宅などにより、防災情報が聞こえづらいという課題がある。これに対し、市ではメールやラジオ、ホームページなどでも対応する中、今回の協定に新たな策としての期待を寄せる。
この日は市役所で協定調印式が行われ、内野優市長は「非常に心強い協力でありがたい。これからも海老名市民の安全のためにご尽力を賜りたい」と挨拶。熊ノ郷局長は「無事調印が出来た事を嬉しく思います。市民の皆様の安全安心に向けて、地域にしっかりと貢献していくという使命感を持って取り組んでいきたい」と話した。
同社が行政と同様の協定を結ぶのは、今回で県内9自治体目。同協定では防災行政無線放送を同社の設備を介して、送信することが定められている。
配信される情報は、光化学スモッグや振り込め詐欺の注意喚起など市のお知らせ情報ほか、緊急地震速報やJアラートなど。緊急放送を室内でも確実に聴く事ができるようになるほか、FMラジオの受信や電灯にもなり、緊急時に持ち運びも可能になる。
受信にはJ:COMの専用端末が必要となり、利用希望者は有料の防災情報サービス契約が必須となる。J:COM加入者は月額税抜300円、未加入者は500円。4月1日からサービスが開始され、はじめは加入月を含む1年間無料(解約金無し)で提供するという。申込み・問合せはJ:COMカスタマーセンター【フリーコール】0120・999・000へ。
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