一般社団法人横浜スペイン語センターの理事長を務め、2月14日(日)に「ちょっとスペイン語」無料講座を開く 牧瀬 貢さん 名瀬町在住 78歳
「世界の文化を多くの人に」
○…同法人はスペイン語を通じて、関連文化などを学び、スペイン語圏諸国との国際親善に寄与することを目的としている。「スペイン語圏の文化を発信することで地域の人々がもっと世界に目を向けるきっかけとなれば」と切望する。そんな思いから2月14日、戸塚区総合庁舎3階の多目的スペースで「ちょっとスペイン語」無料講座を開催する。旅行で役立つ会話や文化の紹介、フラメンコ、ラテンミュージック等も披露。「スペイン語は21カ国の公用語。スペイン語圏の素晴らしい世界遺産、文化、スポーツ、音楽を感じ、興味を持ち、生活の幅を広げてもらえれば嬉しい」
○…1961年に佐賀県から柏尾町にあるブリヂストン横浜工場にエンジニアとして転勤。そこで数多くの海外経験を積む。ドイツに2年、カナダに2年、米国に4年、ロンドンに2年、スペインに5年駐在。短期的な出張を含めると世界100カ国を飛び回った。「当初は外国語を話すことなんてできなかったけど、自分ならやれる」と言い聞かせ、自ら志願して遠い異国の地に身をゆだねた。中でもスペインはその国柄に惚れ込む。「世界遺産がたくさんあり、人柄も人懐っこい。食べ物はおいしいしね」と笑みがこぼれる。
○…やんちゃで勉強よりもスポーツをするなど、活発な幼少期を過ごす。「家から学校まで行きは5分で着いたけど、帰りは寄り道して3時間はかかったね」と当時を振り返る。「佐賀から横浜に転勤で来た時は標準語を習得するのに一苦労」。趣味は絵画を描くこと、スペイン・中南米の文学、歴史を学ぶこと、そしてキューバンサルサなど多岐に渡る。
○…「柏尾川沿いに咲く桜は素晴らしい。もっとこのような文化を発信できれば」と戸塚区が秘める魅力を誇らしげに語る。現在、同法人の生徒は約540人。「もっと、もっと世界の文化の魅力を区民のみなさんに知ってもらえれば」
|
<PR>
|
<PR>
4月18日