矢向在住で白鵬女子高2年の北見優衣さん(17)が、先ごろチェコで行われたストリートダンス世界大会「SDK WORLD BATTLE TOUR」のロッキング部門で優勝を果たした。7月25日から渋谷区で開かれる「WORLD DANCE COLOSSEUM」(WDC)にも出場。世界連勝を目ざす。
北見さんが優勝したSDKは、「ストリートダンスのオリンピック」とも言われる大規模な世界大会。世界中からダンサーが集まるキャンプ形式のダンスイベントの中で行われるものだ。
イベントへの参加は、中学3年生から3年目。今年は5月のアジア予選で一度敗退したものの、現地予選から勝ち上がり、快挙を成し遂げた。
夢への一歩
4歳からダンスを始めたという北見さん。小学校2年生のとき、通っていたスタジオの発表会が楽しくて、「人々を笑顔にさせる、世界で活躍するエンターテイナーになりたい」と夢を抱いた。以来、レッスンや動画サイトで研究しながら自主練習で腕を磨いてきた。様々なジャンルのダンスを学んできたが、現在は、激しい動きの中で静止してポーズをとるLock(ロック)が得意だ。
ストリートダンスの世界では、中学生までがキッズクラスとされる。北見さんは「大人の中で優勝できた。これでスタートライン」と、海外初優勝の意義を語る。
明後日には、7年目を迎える日本初のストリートダンス世界大会「WDC」に挑む。6月に関東予選を制し、関東代表として臨む今大会。昨年は初出場でベスト8だった。「今年は優勝したい」。高校入学後、勉強との両立で予選落ちが続いたが、そのおかげで8月から英に一年間の語学留学も決まった。「ダンスもいい調子になってきた」。鶴見から世界のダンサーへ、夢の階段を駆け上がる。
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