青葉区版 掲載号:2015年2月26日号 エリアトップへ

開発した「惣菜そぼろ」が神奈川なでしこブランドに選ばれた 櫻井 友子さん 荏子田在住 55歳

掲載号:2015年2月26日号

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「かあちゃん」の心、食卓に

 ○…「干支は猪突猛進の亥年。その通りだってよく言われるの」。女性が開発に貢献した商品を支援する「なでしこブランド」に自社製品が認定されたほか、1月には地場産のおみやげを作るプロジェクトにも参加。開発や企画立案に奔走する日々には「地域密着でやっていきたい」という思いがある。「やりたいことができて、今が一番いい」とカラリと笑う。

 ○…家庭の食卓を豊かにしたいと、(株)さくら工房を立ち上げたのは子育てがひと段落した7年前。自身も経験してきただけに「女性が子育てしながら社会に出るのは大変なこと」と力を込める。働くママの力になりたいと、シフォンケーキを皮切りに米粉のスイーツや種類豊富なそぼろなど「作れそうだけど、ちょっとスペシャル」な製品開発に打ち込んできた。「ひと手間加えてちょっと自信を持って食卓に出せれば、お母さんも気持ちにゆとりができる。そんなお手伝いをしたい」と目を輝かせる。

 ○…生まれは兵庫県西宮市。転勤族の一家に育ち、高校の頃から神奈川へ。原点にあるのは、栄養士だった母がつくるごはんだ。肉、野菜、魚とバランスよく一品ずつ小皿に盛りつけられた彩り豊かな食卓…。だしの取り方や野菜の栄養など、お手伝いの中でさまざまなことを教わった。「専業主婦だったこともあって、全部手作りしてくれていたの」。幸せな食事の記憶があるからこそ、その大切さが心に深く刻み込まれている。「食は要。家庭の食事が豊かであれば、家族はつながっていられる」。一本通った信念は今も変わらない。

 ○…「私が私らしくいることが、自分の幸せだって言ってくれた。おかげで好きなことをさせてもらっている」と、夫への感謝を口にする。目指すは「ママ代行・駆け込み寺」をつくること。「相手の顔を見ながら販売したい。フラッと寄れて、元気になれるような場になったらいいな」。描いた夢に向かって前進する。
 

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