青葉区版 掲載号:2019年3月14日号
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自閉症コミュニケーション支援アプリ「コバリテ・コミュニケーション」を開発した 古林(こばやし) 紀哉さん あざみ野在住 54歳

「便利さ」描いて、子と親 結ぶ

 ○…「お母さん ジュース ください」。絵カードを組み合わせると、話せなくても「見たい」「行きたい」といった要求などを伝えられる。自閉症の人のコミュニケーションを助ける、スマートフォン向けアプリをリリースした。「『言葉』でなく『見る』ことで子と親がより、つながれば」

 ○…自身の三男が自閉症。話すことができないため、以前は要求が伝わらずにパニックになることもあったが、絵カードを使うようになるとパニックも減っていった。絵カードの活用は指導法として確立されているため「同じ状況の家はみんな使っているはず」と思っていたがある時、そうではないことに気付く。膨大な数のカードを手作りし続けるのは大変な作業。同じ自閉症家族のため、楽な方法はないか、考え続けた。そして8年前にアプリを完成。当時は会社員だったが4年前に自閉症の療育教材事業で起業。今回「学校の先生にも使いやすいように」と改良し、改めて配信した。

 ○…元々、大のコンピューター好き。小学生で初めてファックスが打ち出す字を見た感激は忘れない。「人にやらされるのは嫌だからコンピューターがやってくれればいいな」。憧れは絶えることなく、工学博士まで学位を取得。アプリ開発者では上の世代だが「それだけ好き。得意なことをやる方がいい」。利用者の「夢のようなアプリをありがとう」との感想に「よかった」と笑みがこぼれる。

 ○…息子3人を育てながらカードを1番使ってきたのは妻。利用者視点での商品アドバイスも多い。「苦労も多いと思うけど」と感謝する。車いす等と違い助成はなく、安くはない療育教材。必要な人がより利用しやすくなる日を願う。「治りはしない。でも上手に育てる方法はある」。次のアプリ開発ももう頭の中にある。

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