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港北区版 公開:2024年4月11日 エリアトップへ

八杉神社郷土史研究会の代表として八杉神社の歴史を紐解く 小谷田 作夫さん 大豆戸町在住 77歳

公開:2024年4月11日

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歴史紐解き、後世につなぐ

 ○…研究会として、八杉神社の300年にわたる歴史をまとめあげた。きっかけは、かねてから同神社の研究を続けていた村上芳信さんの活動に興味をもったこと。2年程前に研究会を立ち上げ、二人三脚で聞き取りや文献での調査を重ねてきた。「埃だらけの神額の裏を見ると新たな発見があった。どんどん明らかになり探究心がくすぐられるから歴史はおもしろい」と目を細める。

 ○…「人生を逆算して目的をはっきりさせているから、思い通りの人生を歩んでいる」。好奇心旺盛で元々は研究開発の仕事をしていたが、幼い頃、祖母の肩をたたいて喜ばれた経験や健康を通じ地域社会に貢献したいという願いを大切に、49歳の時にあん摩マッサージ指圧師の道へ。「百聞は一見に如かず」。ジャズ音楽鑑賞、ソフトボール、ジョギングなど、興味を持つと挑戦し趣味も増えた。

 ○…横須賀市出身で大豆戸町に移り住んで約45年。「外から来たからこそ、地元の人が当たり前だと感じていることにも関心を持つのかな」と、サラリーマン時代から町内会や同神社奉賛会に携わっている。日々管理している同神社の研究で特に印象に残るのは、「八杉神社の男神像が女神に作り替えられていたこと。理由はまだ解明されていないが、これを明らかにした意義は大きい」と生き生きと語る。

 ○…「間違った形で伝わることもあるから、足跡を残していくことが大切」。村上さんが発行している冊子に通史を掲載したほか、近隣の高等専修学校と連携して同神社をテーマにした朗読劇を行うなど、研究だけでなく歴史をつないでいくことにも尽力している。今後は八杉神社だけでなく本乗寺などの研究にも着手し、地域の寺社など研究対象を広げていく。

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