戸塚区版 掲載号:2011年12月8日号
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12月23日にとつか区民活動センターで朗読会を開く「絵本の友ひびき」の代表 虻川 典久さん 平戸在住 66歳

真心の橋を架ける語り部

 ○…「働くとは何か、人生とは何かを子どもたちに伝える語り部になろう」。購入して以来、仕事に追われて何年も本棚の中央で眠らせていた「世界名作選」。「語り部になる」といっても何をしたらいいか分からず悶々としていた時、初めてぺージをめくった。最初に目に飛び込んできた物語は、チェコの作家カレル・チャペック作の「郵便屋さんの話」。伝えたいことが、全て込められた童話だった。

 ○…大学卒業後、28年間繊維等のメーカーに勤務。50歳で「人生を転換しよう」と退職。安定した職を捨て、一人、コンサルタントとして企業の人材育成に携わった。そこで気付いたことが2つある。「親の背中を見て子は育つ」という言葉が死語になっているということ。そして、「仕事に上下貴賎の区別あり」の社会になったこと。親の背中を見て仕事を学ぶことが困難になり、「どのような仕事も尊いものだ」という考えは薄れている。そこで、65歳「第二の転換期」に決めた次の仕事が、語り部だった。

 ○…「郵便屋さんの話」は、宛名も切手もない手紙の送り先を国中を巡って探す話。「真心」という言葉が作中に約3回出てくる。「自分も心と心に真心の橋をかけたい」。友人の協力もあり、昨年8月、初の朗読会を開催。その後、自らチェコ大使館へ挨拶に行き、4回目の朗読会は大使館で実現させた。「初めてのことで悩むこともあったけれど、友人の助けや偶然の出会いなど、解決の道は常に足元にありました」と振り返る。

 ○…朗読で大切なのは息づかい。聞いている人と呼吸が合った瞬間に、感動が生まれると感じる。「朗読は奥が深い。まだ、完璧な域には到達できていません」。今回は開催日が冬休みの初日のため、多くの子どもの来場を期待している。今までの朗読会にも子どもは来ていたが、大人が多く、子どもの反応をうかがう機会は少なかった。「親子で来て、様々なものを感じ取ってほしいですね」
 

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