戸塚区版 掲載号:2012年10月25日号
  • googleplus
  • LINE

火災から再建した品濃白旗神社の宮司 椎木 葉子さん 南区在住 56歳

お宮が栄えると町も栄える

 ○…不審火による社殿焼失から約5年の歳月がかかった。火事発生の電話が鳴ったときは、本務神社の中村八幡宮(南区)で年末の仕事に追われていた。「連絡を受けて急いで車で向かった。着いたときはすでに鎮火していたけれど、焼け落ちた様子を見て愕然とした」。風が少なく、山火事まで発生しなかったのが不幸中の幸いだった。年明けから再建に向け地元有志らによる委員会が発足。目標を上回る寄付金が集まった。「ほっとしたというよりはこれからが大変。職員皆で力を合わせなければ」

 ○…山口県出身。生家は一般家庭だったが、信心深かった祖母や母に付き添い、幼いころから神社や寺には参詣していた。30代半ばのとき、姉の嫁ぎ先の神社を義兄の誘いで手伝うことに。「昔から参詣はしていたけれど、その理屈は知らなかった。勉強するいい機会だと思って」。シンプルな気持ちで神職の道へ飛び込んだ。

 ○…神職の資格を取得後、義兄と義兄の長兄に付いて修行の身に。年末になるとお札配りを手伝い、多くの神社を回る道中で神社の面白い話をたくさん聞いた。「お宮が栄えると町も栄える」。印象に残っている師匠の言葉は、今も心の柱になっている。神道を学ぶ中で日ごろ見過ごしてきた、日本文化や風習、日本人の奥ゆかしさにも改めて気づかされた。

 ○…10年ほど前に師匠たちが相次いで急逝し、6社の宮司を任せられることに。「自信もないし、重責だったけれど前に進むしかなかった」。老朽化の整備に15年かかった中村八幡宮や、品濃白旗神社の再建など多忙を極める毎日だ。「品濃白旗神社が新しく来た多くの住民にお参りしてもらえ、栄えるように頑張らなければ」

 ○…仕事がきっかけで、8年ほど前から雅楽奏楽のために笙(しょう)を学ぶ。「練習不足でなかなか上手くならなくて、まだ趣味の範囲」と笑う。仕事でいつか吹けるようになるのが目標だ。
 

戸塚区版の人物風土記最新6件

酒井 茂さん

中学校の美術教諭として働くかたわら油彩画の個展を開く

酒井 茂さん

3月15日号

前田 利昭さん

NPO法人化10周年を迎える「ふらっとステーション・ドリーム」の理事長

前田 利昭さん

3月8日号

HAMMER(ハマー)さん(本名 前澤 高行さん)

戸塚公会堂で音楽イベント「UNITY」を初開催する音楽アーティストの

HAMMER(ハマー)さん(本名 前澤 高行さん)

3月1日号

末岡 恵実さん

自身が手掛ける「手づくり絵本」を制作するための工房を立ち上げた

末岡 恵実さん

2月22日号

平沼 芳彩さん

かながわシニア起業家ビジネスグランプリ2018で「ベストプラン賞」を受賞した

平沼 芳彩さん

2月15日号

小倉 純二さん

3月に開場20年を迎える日産スタジアム(横浜国際総合競技場)の名誉場長を務める

小倉 純二さん

2月8日号

戸塚区版の関連リンク

あっとほーむデスク

戸塚区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

境木中吹奏楽部が演奏会

境木中吹奏楽部が演奏会

26日 鎌倉芸術館

3月26日~3月26日

戸塚区版のイベント一覧へ

最近よく読まれている記事

バックナンバー最新号:2018年3月15日号

お問い合わせ

外部リンク