戸塚にぎわい広場お披露目イベント実行委員会の実行委員長を務める 坂間 攻(おさむ)さん 吉田町在住 73歳
街の変化に期待しながら
○…「生まれも育ちも戸塚」だからこそ、「開かずの踏切」解消となった区画整理事業に賭けた思いもひとしお。その完成を祝う、戸塚にぎわい広場お披露目イベントの実行委員会では周囲からの推薦もあり、委員長を務めることに。イベントに向けた会議では、おだやかに微笑みながら、全体を見守る存在だ。
○…現在、町内会では副会長を引退し、相談役を務めている。「親も町内会の活動に積極的に取り組んでいたから、自分が関わるのも自然なことだった」と話す。弟の坂間庄二さんも、吉田町内会・会長を務めており、親子ともに地元の活動に参加してきたそう。町内会に本格的に関わったのは30年ほど前からだ。
○…横浜市立戸塚高校が汲沢に移転した時、折しも高校3年生だった。その年の秋に校舎が移り、卒業式は完成が間に合った体育館で行った。「今の戸塚高校になってからは一期生かな」と当時を振り返る。「もともと(同学校は)女子高だったから、男子が3分の1ほどで、縮こまってたね」と冗談めかす。スポーツが好きで、中学・高校生の間は野球部に所属。「部活一筋で、勉強こそあまりしなかったけど硬派だったよ」とのこと。そんな学生の頃のつながりが、実は今地元での活動でも生きているのだという。約3年前から吉田・矢部・元町が合同で行うようになった神輿渡御は、3エリアの会長が同じ時期に同じ中学校に通っていたことが、きっかけのひとつだったとか。
○…一昨年行われた戸塚大踏切デッキ開通イベントにも参加した。「デッキの東西から、地元の3世代夫婦が渡り初めをしている様子を見たときは、未来を感じた」と戸塚の将来に期待する。街並みが整備され、今でこそ人通りが少ない場所も、5〜10年後には人でにぎわうのではないかと思いを馳せる。「戸塚駅は市内では乗降者数の多い駅としても有名。街に降りてくる人が増えれば」
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4月18日