戸塚区版 掲載号:2018年1月25日号
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東日本大震災の被災地支援を続けている「ウクレレサポート協会」の代表を務める 山本 千香さん 品濃町在住 46歳

ウクレレで被災地を元気に

 ○…ウクレレを通した被災地支援を行う「ウクレレサポート協会」の代表。全国の会員と協力して継続的に被災地に赴き、仮設住宅等で演奏会などを開催してきた。2月4日には津波被害のあった仙台市の荒浜地区で、国内各地のウクレレ奏者が出演するイベントを行う。これまで協会が「支援」を目的として開催するイベントが多かったが、今回は被災地の協会員がみずから声を挙げた。「結成から6年が経ち、これまでにない動きが生まれている」と感慨深げだ。

 ○…父の実家があった岩手県宮古市に震災後初めて訪れたのは2011年5月。幼少期遊びに行った家は津波で跡形もなくなり、震災の1年半前に亡くなった父の写真も流されていた。「2カ月間も現地へ赴かず、平然と過ごしていたことに激しい負い目を感じた」。以来ボランティアにまい進。物資の支援がひと段落つき、次に選んだのが昔から好きだったというウクレレだ。「親を亡くしたときなど、辛い時いつも寄り添ってくれた楽器だったので」。旧知のウクレレ奏者に声をかけ、活動を開始した。

 ○…少女時代から、男子に混ざってスポーツを行う活発なタイプ。同時に「自分でできることは自分でやる」という思いも昔から強かったという。「支援活動中もそうだった。でもそのせいで大きな失敗をしたんです」。15年夏、訪れた東北で大きな運転事故を起こしてしまう。すべて一人でやろうと不眠不休での活動中だった。大事には至らなかったが頸椎や腰を強く痛めた。「自主的に参加している仲間をまず信じ、頼ることの大切さを学びました」

 ○…様々な出会いのきっかけになったウクレレを「改めて学びなおしたい」という思いから、最近レッスンに通い始めた。また地元にも目を向けようと、4月には戸塚区でのイベント開催を計画中だ。「ウクレレを通してもっと輪を広げ、お世話になった方々に恩返ししたい」と力強く話した。

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