20周年を迎えたバンドグループ「カプア・アイランダース」のリーダーを務める 伊沢 弘男さん 下倉田町在住 74歳
仲間と作る音楽が楽しい
○…ハワイアンを中心に演奏するバンドのリーダーで、6人のメンバーを率いる。自身はハワイアンの花形楽器「スティールギター」を担当。自宅を練習拠点に、介護施設や地域のイベントに出演している。「あっという間の20年。次の節目に向け、健康な限り頑張っていきたい」と意気込みを見せる。
○…スティールギターに初めて触れたのは20歳頃。訪れたダンスパーティーで耳にしたバンドの生演奏に心動かされる。「ゆったり流れるメロディーと会場のダンスが合わさって作られる雰囲気に魅了された」。仕事や私生活に追われ一旦離れたバンド活動だが、「あの雰囲気が忘れられない」と30年越しに近所の仲間とグループ結成を決意。「楽器も腕もさびてしまっていて大変でした」と笑う。メンバーは徐々に増え、約10年前にはフラダンス団体と意気投合。以来、かつて憧れていた「フラダンスとバンド」のコラボで観客を魅了している。
○…少年時代は野球にのめりこむ。「その頃から人と何かを取り組むのが好きだったのかもしれません」。大人になってからも、電気機器関係会社の技術者としての仕事の傍ら、ソフトボールに熱中。地域活動などにも力を入れてきた。「忙しくなっても、つい色んな事に手を出してしまう。みんなで何かを成し遂げるのは代えがたい喜び」と目を細める。
○…「自分たちが楽しむことが第一。そうでないとお客さんと楽しい空間が共有できない」と思いを語る。長く続ける秘訣は「壁にぶつかること」。練習で1曲完成させるまで、時には1年程かかることも。「そのあとの達成感が嬉しいから続けられている。今年メンバーも増えたので、更に幅を広げていきたい」と前を向いた。
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4月18日