災害時の安全を確保 ニッタオンライン市政報告【20】 緊急輸送路の空洞化調査へ 公明党横浜市会議員団 仁田(にった)まさとし
9月6日から10月30日まで市会第3回定例会が行われました。
今回の定例会では、平成23年度決算特別委員会が開かれ、局別に予算の執行状況をチェックしました。
道路局の審査では、公明党横浜市会議員団から震災に備え、路面の空洞化対策などについて質問しました。
災害時に物資や人を優先して運ぶ「緊急輸送路」380Kmが震災時に陥没することを防ぐため、輸送路の空洞化調査を市が来年度から3年間をかけて実施することを確認しました。病院、消防署、警察署、地域防災拠点など、災害時に大きな役割を果たす拠点周辺と緊急輸送路をつなぐ道路も調査することとし、道路の損傷や空洞化を発見した場合は、速やかに補修などの対応を行うことになりました。
これからも「防災モデル都市」横浜を目指す取り組みを進めていきます。
小児医療費助成が前進
この10月から子育て支援につながる2つの取り組みがスタートしました。
市の小児医療費助成制度が前進し、通院の場合の対象年齢が小学1年生までに拡充されました。
平成4年に公明党横浜市会議員団が市会で初めて提案し、平成7年の制度発足以来、対象年齢の拡充を最重要の子育て支援策の一つとして取り組んできました。
私は、今年2月の市会予算代表質疑でさらなる年齢拡大を訴えました。小学6年までの拡充を目指すとともに、保護者の所得に制限があることも大きな課題と認識しており、所得制限の撤廃にも努力します。
妊婦歯科検診開始
同じく10月から、妊婦歯科健康診査が始まり、妊娠中に1回、無料で歯科検診が受けられる受診券が母子手帳と一緒に区福祉保健センターで交付されています。
市によると、妊娠するとホルモンバランスの変化やつわりによる歯みがき不足などが原因で、歯肉が腫れやすくなったり、むし歯になりやすい状態になるそうです。また、重度の歯周病により、早産・低体重出産の頻度が高まる可能性も報告されています。
この事業は歯科医師の方が強く要望しており、これまでも、市会の中で何度も主張してきました。今回、それがようやく実現することになりました。
高齢者の口腔ケアも
歯科医師の方からは、寝たきりの高齢者が丁寧な口腔ケアを受け続けることにより、起き上がり、歩き始め、ついには軽い農作業ができるまでになったケースもあると伺いました。
現在、策定中の平成25年度から29年度の「よこはま保健医療プラン」素案でも、これまで以上に歯科口腔保健医療の推進が言及されています。
私は今後も子どもの幸福実現と豊かな高齢社会の構築に向けて、歯科口腔保健など、医療の充実を目指していきます。
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